アンチエイジングは乾燥対策だけではダメ

保湿によるアンチエイジングの限界

「保湿をしっかりとしていれば、それだけでアンチエイジングができる」と言う考えを持っている人は少なくありませんよね。

 

なぜそんな考えが持たれるかというと、見た目を老けさせてしまう最大の原因である「シワ」は、肌の乾燥が原因で作られている、という説が当たり前のようにまかり通っているからです。つまり「肌が乾燥してシワができるのだから、その乾燥を解決すればシワ問題も解決する」という理屈が成り立つと思われているんです。

 

しかし、この「シワの原因は、肌の乾燥」という説は、本当に正しいのでしょうか?

 

肌の乾燥は、シワの原因の「一部」にすぎない!

まず、「シワの原因は、肌の乾燥」という説が正しいのかどうか、という点についてですが・・・これは結論から言うと、「正解の部分もあるし、間違っている部分もある」というところです。

 

確かに、肌の乾燥が原因で発生するシワ、というのは存在します。
それはどんなシワかというと、表皮にある「見えるか見えない程度」の浅いシワ。俗に言う「ちりめんジワ」などですね。

 

これは、ちょっと大げさなものに例えると、「ゼリーを開けたまま長時間放置したら、ゼリーの表面がカピカピに固まって、ヨレのようなシワができる」「今まで水を含んでいた土地が乾燥しきってしまうと、地面の表面にひび割れができる」というのと似たような現象です。

 

こうした「肌の乾燥が原因で発生する浅いシワ」というのは、入浴中や入浴直後など、洗顔や湯気で肌表面に水分が行き渡った状態の際は、一時的に見えなくなるのが最大の特徴です。そして「保湿だけで対応できるシワ」というのは、せいぜいこのレベルのシワ程度までなのです。

 

つまり逆に言えば「入浴中や入浴直後でも、鏡ではっきりと認識できるシワ」については、いくら水分を与えても消えない、つまり「保湿だけでは対応できないシワ」ということになるんですよ。

 

保湿しても消せないシワの原因は?

では、入浴中などでも消えることなく、保湿ケアをしても消えない深いシワは、一体何が原因なのかというと・・・

 

ズバリ「肌の奥の、真皮層の弾力不足」です。

 

健康で若々しい状態の真皮層には、コラーゲンがたっぷりと含まれていて、そのコラーゲンが、「内側から肌を持ち上げて、ハリを出す」という役割を果たしています。ところが真皮層のコラーゲンが不足してくると、弾力がなくなって、そこが落ちこんでくるような形になり、これがくぼみとなって深いシワを形成してしまう、というわけです。

 

「コラーゲンが不足した真皮層」というのは、分かりやすく例えると「必要なはずのスプリングが抜かれた状態のマットレス」のようなものです。これを復活させるには、不足しているスプリングを形成させることが不可欠となります。

 

つまり、深いシワの対策は、真皮層のコラーゲンを増やしてあげる必要がある、ということになりますね。